かかった理由ですが……結論から言うと、希望していた無痛分娩ができなくて、気持ちの整理をつけるのに少し時間がかかったためです。自分で気持ちを消化というか消火というか昇華してから書きたいと思っていたのですが、思ったよりも時間がかかっちゃいました。
念のために記載しますが、ココから先は「私自身が」経験したことであり、数多くあるパターンのほんの一例であること、それから石原レディースクリニックに対してなんらかの誹謗中傷の意図をもって記すことではないことを御承知おきいただければ、と思います。
そしてこのエントリーすんげえ長いのね。ヒマな人だけ読んでくださいましー。
今回、ポンすけ出産にあたり石原レディースクリニックを選んだ理由は、無痛対応で割と自宅から近かったこと、これがすべてでした。
ほかにあと二つくらいかな、調べたことは調べたのですが、自宅から遠すぎて断念。や、今回の出産が第一子ならイケたかも知れない遠さだったんですが、ポン太がいるからあまり遠くでの出産は無理だった。同様の理由で里帰り出産はハナから検討していませんでした。
ホントは恵愛病院で無痛をとってもとってもとっても!(←しつこい)やりたかったのですが、ポン太出産後に埼玉県から東京都に引越しをしてきていたので、車で1時間以上かかる恵愛は無理無理無理ーと断念。
石原レディースクリニックは、恵愛と違って計画分娩ではありません。自然な陣痛を待っての入院、それから無痛なんですよね(後から知った)。これ、実は私の理想の出産プランでした! まあ、日程が決め打ちできないから身動き取れない不自由さはあるけれど。
ポン太がいるから、余計日程は決め打ちのほうが良かったかも知れないのだけど(夜中に産気づいたら、あるいは夫が出勤していて一人の時に産気づいたらどうしようという不安もあったので)。
でも、何となく……何となくですよ? 気持ち的な問題で、陣痛促進剤を打って出産をっていうのもいいけど、自然な陣痛を待っての出産もやりたかったんですよね。
そんな訳で、予定日が着々と近づく中、「3月中には産まれないでねー。できれば4/2以降に産まれてねー」と祈る私たち。(←勝手)
理由:早生まれだと保育園入るのが大変だから。(←勝手)
4/2過ぎてからは、予定日が4月半ばだったので「もう産まれていいよー」と祈る私たち。(←勝手)
そして迎えた4/4。4/5が身内の誕生日だったので、「この日に産まれたら面白いよね」(←勝手)とか言っていたところ……。
ついにそれはきたのでした。
4/5 午前零時ジャスト。いつもと違うお腹の痛みが。
胎内にいてなお、周囲の空気を読む男、ポンすけ。
【ここから先は時系列でお伝えいたします】
0:00 「お腹痛いんだけどなんかいつもと違うよー15分間隔で来てる気がするよー……」と夫に伝える。とりあえずシャワーを浴びる。
1:00 病院に連絡。経産婦なのでもう陣痛かも知れない、病院にきてください、ということで向かう。ポン太は義理父母に預ける。
1:40 病院着。NST。
2:00 内診。子宮口1センチ開いている。無痛対策のため、3〜4センチ開くまで待つことに。LDRへ移動。
どんどんお腹が痛くなる、けど無痛をしてくれる先生が来ない。隣の部屋のLDRで行われているお産が長引いている模様。出産を担当する先生が一人しかいないことを、このとき初めて知る。
無痛処置のため、ということで、早々夫が外に放り出される。周囲に助産師さんもおらず、一人で痛みにずっと耐える。なんだかすごく悲しくなる。
なんでそばに夫が居ないのー……助けて夫ー……一人で痛いのに耐えるなんていやだよー……痛いよー……(いい年して半べその私。というか書いていて気づいた、コレがわだかまりの一要因なんだ! 一人でがんばるのイヤだったんだ私! 二人でがんばりたかったんだ!)。
3:00 ポン! と音がする。これは破水だ!(本能的に察知する私)
しかし先生が来ない。隣の部屋の(略)。
3:30 このあたりでやっと先生が来る。遅いよ先生! バガー!(←暴言)
「赤ちゃん見えてる。麻酔かけずに、このまま(普通分娩で)出産します」
「えええええええええええ!!!!!」(←ホントにこう叫んだ)
夫が呼ばれたので、普通分娩になったことを涙目で説明。夫、静かに激怒。オーラがメラメラ燃えている。
しかしここで私や夫が「麻酔してくださいー」と言っても間に合わないことは、陣痛迎えている私には本能でわかったので、とりあえずがんばってみることに(涙)。
ガンバレ私。痛いからできれば明日にしたいけど、もうここまできたら産むしかない。
ガンバレ私。先生がもう一人いれば麻酔してもらえたのに。先生のばーかーばーかーばーかーばーかーばかーっ(以下略)。
助産師さんに励まされながらウンウンいきむが、いやもー出てこない。なかなかポンすけでてこない。ぜんぜんポンすけでてこない。
がんばれ私。がんばれ私。
5:00過ぎ 産まれましたー! ポンすけ産まれましたー! おめでとうーおめでとうー! お疲れポンすけおつかれおとうしゃんおつかれおかあしゃんおつかれ(祖父母宅て泣きながら寝ていたらしい)ポン太。
ポンすけはホカホカとあたたかかったです。懐かしいなあ。生まれたてのポン太のことを思いだしてちょっとだけ泣いた。
といった訳で、私の(おそらく)人生最後の分娩は無痛ではなく普通分娩。
おそらくですが経産婦だったためか、超安産だったようです。ラッキーだった……んだろうなあ多分。術後、縫うこともなかった。
縫わなくて済んだから、円座クッション使わなくても動けたのはホント良かった。遠慮なく座れるのってステキ。ホントステキ。無痛できたらもっとステキだった……ステキだった……うう……。
実は出産後、石原レディースクリニックで無痛分娩をされた方とお話する機会があったんですが、きちんと無痛(?)で超ラクラクだったらしいです。
今回無痛分娩にならなかったのは、ひとえに私の運が悪かったっていうかなんていうか。一分でも早く先に産気づいておけばよかったなあーと思った(謎)。
これ以外はホントにホントに先生の対応も良かったし、受付の方も優しかったし、助産師さんたちも良かったのでオススメです。
でも、やっぱり無痛で産みたかったなー。7万浮いたからラッキーだったけど、やっぱり無痛が良かったなあ。
出産して思いましたが、やっぱり一人目は恵愛病院で良かったと思います。入院準備品のグッズたくさんもらえたし、病院設備は豪華だったし。一人目出産の不安はほっとんどありませんでしたもの。
で、二人目は石原レディースクリニックでよかった。一人目出産の経験があったから乗り越えられたこともたくさんあったと思うから。
長々書いてきましたが、このあたりで体験記はおしまいーにしたいと思います。
無痛分娩をしたい方のためにこのエントリーが少しでも役立ちますように。安産をお祈りします。
ラベル:無痛分娩